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[ご連絡 2007年8月13日] 本ページに記載されている内容は2005年10月8日までのものです。記載している内容やその製品については、仕様が変更されているものや製造されていないものがございますことご了承ください。また、内容についてのお問い合わせ等はお受けしておりません。ご不便をおかけいたします。

ホームネットワークについて考える

 

ご存知の方も多いと思いますが、宅内の情報化、「ホームネットワーク」には色々な規格や組織が作られています。正直なところ「すべての部屋にLANケーブルと電話線・アンテナ線を引いてしまえばあとはなんとかなるでしょう」となってしまうのですが少し考えなければなりません。「PCだけが情報化ではない」ですし、テレビ放送や身の回りの家電品もだんだんと変わってきています。けれど住宅のインフラ(基盤)は「古いまま」だということも。

   
ホームネットワーク がんばって情報化に追いつこう!

住宅の情報化ってこれだけ進んできている。
  • エコーネット: エネルギー節約と在宅介護のためのシステム実現を目指した、多くの機器をコントロールするシステム。いわゆる「ネット家電」といのはこれにあたります。
  • HAVi: AV機器のネットワーク仕様で、異なるメーカーのテレビやビデオでも簡単につながることを目的にしたものです。
  • LAN: PCを接続するために使われているネットワークです。
そこでわたしたち電気工事会社は何ができるのか色々と考えるわけです。
   


 
エコーネットについて考える
 

エコーネットには色々特長があります。
  • とにかく配線不要を目指しています。
      → 伝送には電灯線や無線を使用して追加の配線を行わない。現在の住宅にも適用できて工事コストも低くすることができます。なんていうと電気工事の立場なしですね。
  • 色々なメーカー製品が使える。
      → 例えば東芝のリモコンを使って松下のエアコンがコントロールできるといったことです。
  • すぐに使える。
      → PCみたいなわずらわしさ無しにケーブルを差したりスイッチオンですぐに使える。
  • 外とつなげる
      → これがいちばんの目的だと思います。これによって「エネルギー節約(例:電力会社とつながって検針が不要になる・使用量データも得ることができる)」と「在宅介護(例:緊急時の通報や、遠くからでも見守れる・診察できる)」が実現するのでしょうから。

  ・こちらをクリックするとエコーネットコンソーシアムのページが開きます。

以下はエコーネットのイメージです。これで配線不要の意味がわかるのではないかと思います。
 
エコーネットイメージ

上記の例では家の中に配線してある電灯線を使用して家電をつないでいます。そのために「電灯線通信アダプタ」というものを使っています。(個人的ですがこのアダプタ、非常に懐かしく思います。海外でメーターのリモート検針プロジェクトに関わっていたときによく目にしました。 たしかPower Modemなんて呼んでました。広すぎる国はインフラ構築がたいへんなので何でも利用しようとするんですね。GoogleでPower Line Modemで検索するといっぱい出てきます。) ブロッキングフィルタは電灯線を通る通信内容を外にもらさないようにするものです。
この例では電灯線ですが特定小電力無線を利用する場合もあります。また松下電器では無線を組み込んだネット家電を出していて、それを利用した「くらしネット」やリモートカメラ向けの「みえますねっとサービス」というものあります。

ご参考:松下電器「くらしネット」、「みえますねっとサービス」のページ。

この他、今ある配線を使うといえばPCネットワーク関係になりますがHomePNAというものもあります。松下電器ではこのHomePNAで利用する高機能な「ゲートウェイ」や「アダプタ」を提供していましたが今では製造されていません。 ADSL 1Mの頃ならまだしもブロードバンド全盛の世ではスピードが少し遅かったかもしれません。
 
HomePNAイメージ

  ・こちらをクリックするとHomePNAのページが開きます(英語)。

このHomePNAはホテルやマンションで使われています。部屋でインターネットを利用できるというのは大きなメリットですが、各部屋までLANケーブルを新設するコストは低くありません。そこで既存の電話線を利用するわけです。
 
 
 
HAViについて考える
 

HAViはアンテナ線を不要にしてくれます。これは電気工事泣かせです。その代わりIEEE1364という規格のプラスチック光ファイバーを必要な部屋に配管付きで張り巡らせる必要があります。これは電気工事を喜ばせます。 以下はエコーネットのイメージです。紫色の部分がプラスチック光ファイバーです(よくPOFと記されています)。
 
HAViイメージ

  ・こちらをクリックするとHAViのページが開きます(英語)。

HAViを使えばこんなことができます。
  • 各部屋にテレビチューナが要らなくなります。
      → すべてホームサーバーから配信します。つまりホームサーバーが必要だということです(チューナーを複数購入するより高そうです・・・)。
  • 異なるメーカーの製品同士が使える。
      → 例えば松下のリモコンを使ってシャープの機器をコントロールできる。
  • インターネットとつながる
      → ブロードバンド配信といった番組も楽しめるわけです。
こうしたことができるのも、HAViで標準としている伝送規格IEEE1364の伝送スピードが速いおかげです。 問題はエコーネットのように財布にやさしくない・既存の住宅で構築する場合には部屋中を配管が駆け回るかもしれないことです。
 
 


   
固定IPアドレスが必要です 製品や工事ばかりではありません。外からコントロールするにはIPが必要です。

エコーネットやHAViを利用して外から家電をコントロールする、例えばエアコンや洗濯機の入り切りやホームサーバーのビデオを観る、家のカメラを覗いてみる-- そういった場合には、そのホームサーバーやゲートウェイにIPアドレスが必要になります。こうしたものはインターネットのプロバイダに加入しただけでは使えなくて、たいがいの場合はオプションです。プロバイダによって異なりますが二通りのサービスがあります。
  • 固定IPアドレスサービス(あなただけのアドレスをもらえます。○○○○.comとかいう名前ももらえます。)
  • ダイナミックDNSサービス(アドレスは固定ではありませんが、プロバイダ側が不定で割り当てられたアドレスをきちんと管理してくれて、もらった○○○○.comなんていう名前でいつでもつながる)
製品メーカーによってはそうしたサービスを提供してくれるところもあります。例えば松下電器の「くらしネット」や「みえますねっとサービス」ではダイナミックDNSという技術を利用してサービスを提供しています。
ただし、いずれにしろ毎月の維持費がかかってくることには変わりありません
   
   
岡田電工の良いところ わたしたちは電話線にカテゴリ5eのケーブルを使っています。

電話線にカテゴリ5e 8芯のケーブルを使用していますので、いざというときには電話兼LANとして使えます。電話では2芯もしくは4芯しか使っていませんので、残りの芯線をLANに使います。 電話機のモジュラをLANのものに取り替えて、下の図のようなアダプタを付けてあげればLANのRJ45も電話用モジュラージャックも挿すことができるわけです。
RJ45アダプタ
   
   
どうしたらいいか それではわたしたちはどうしたらいいでしょうか?

エコーネット
  • 現在ある電灯線を使用するので、製品を取付ける以外に特別増える工事はなさそうです。
  • 無線機器等を設置する場所がわかっていればコンセントの増設を考慮する必要があります。
HAVi
  • ホームサーバーの置き場所をあらかじめ考えておきましょう。よくデッドスペース(使えない場所)に設置されているようです。
  • その場所がわかれば、そこから必要と思われる部屋まであらかじめ配管工事をしておく必要があります。
以上ざっと挙げてみたのですが、さらに検討が必要でしょう。追いつくのはたいへんです。
その他、かんじんな製品を選ぶ場合にも、「これエコーネット対応?」とか「HAViなの?」とか確認してから購入する必要もあります。せっかくのインフラが使えないのではたいへんです・・・。
   

  

最終更新日: 2004. 4.10

  

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