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[ご連絡 2007年8月13日] 本ページに記載されている内容は2005年10月8日までのものです。記載している内容やその製品については、仕様が変更されているものや製造されていないものがございますことご了承ください。また、内容についてのお問い合わせ等はお受けしておりません。ご不便をおかけいたします。

カテゴリ5eそれともカテゴリ6?

 

カテゴリ5とか6というのはコンピュータネットワークのベースとなる通信規格です。このカテゴリの数字が多いほど性能が良い様で、現状ではカテゴリ6というのがいちばん新しい規格のようです。コンピュータの世界では大概において何でも新しいものが良いと思うのですが、さて、このカテゴリ6はどうでしょう? 宅内で配線するメリットはあるのでしょうか?


カテゴリと伝送規格

カテゴリ 伝送の規格
10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX
カテゴリ5 利用できる 利用できる とりあえず利用できる 利用できない
カテゴリ5e 利用できる 利用できる 利用できる 利用できない
カテゴリ6 利用できる 利用できる 利用できる 利用できる

以上は現在よく使われているカテゴリです。カテゴリによっては利用できない10BASE-T等といった伝送規格があります。 PCに取付けるLANカードはこういった伝送規格に合わせて作られています (LANカードを購入するとき、よく外箱に"100BASE対応・・・"とか記載されています)。 この伝送規格などについてはコンピュータ関連の本でよく紹介されていますので説明は省きます。

現在広く普及しているカテゴリ5e(または5)とカテゴリ6の違いについてわたしたちが理解していることは(大変大雑把ですが)以下のようなことです。

  • カテゴリ6で利用する周波数幅は250MHzである(カテゴリ5eは100MHz)。
  • カテゴリ6では5e等よりノイズ特性等の性能に関して厳しい規定がなされている。

こういった違いから伝送エラー発生が抑えられデータの再転送が少なくなるといったメリット(=転送速度が速くなる)があるようですが、 この厳しい規格に見合うよう製品メーカーさんが苦労されています。


工事コストについて

それでは工事の観点からこのカテゴリ6というものについて説明したいと思います。

 ・ ケーブルやプラグが違う

カテゴリ6にはカテゴリ6用のケーブルが必要になります。また、モジュラープラグも変わってきます(外観は同じようですが品質がちがう)。同様にコンセント等、プラグを受ける機器も変わります。

 ・ コストが・・・

カテゴリ6対応の製品のほとんどが新しく設計されて作られています。 松下電工のマルチメディアコンセントといったように、宅内の電気設備用品としては取り扱われていません。 それらの殆どが大規模な情報システム向けに販売されている状況です。
量販にいたっていない製品ですのでコストも少し高めになっています。 ご参考までにケーブルとモジュラージャックについて以下に記します(価格はメーカーの希望小売価格です)。
宅用CAT5e対応 CAT6対応
モジュラージャック 1750円 3500円
ケーブル 16500円/300メートル 40200円/300メートル
こうした価格は提供するメーカーによって違います。同一メーカー内で提供されているカテゴリ5eと6に関して考えると、1.8〜2倍程度の差があるように考えています。
また、企業など大規模なシステムでの話しになりますが、各提供メーカーはカテゴリ6という規格の厳しさから単体での販売よりもその性能を保証するためにシステムとしての販売に力を入れています。 ケーブルメーカーでもシステム全体で使うケーブルを一社でという方向が強いようです(営業戦略もあるようですが・・・)。例えばこういったイメージです。


上記の他に注目すべきコストとしては、
  • カテゴリ6ケーブル配管用材料と工事費。
  • モジュラープラグやそれを取付けるための工具・工賃(ケーブル芯線の撚り等について気を配らなければなりません)。
  • その他PC側の機器など対応(LANカード等)。

それではどうしたら良いのか?

結論を出すには早すぎますが、弊社の考えとしては、

 ・ とりあえずケーブルだけはカテゴリ6にする

本音を話せばカテゴリ5eのケーブルをたくさん在庫していますのでカテゴリ5eを使ってほしいというのが実情です。 しかし、「今後どこまでカテゴリ6が普及するかわからないけれど後々が心配だ・・・」というのであれば最初からカテゴリ6で 配線をしておいた方が良いと言わざる終えません。コスト面が許すならコンセント等もカテゴリ6対応にすべきでしょう。 ただ、ケーブルに関してはあとからひきなおすという作業ができない場合も予想されますのでカテゴリ6を引くべきです。 カテゴリ5でも良いというならば在庫はたくさんあります・・・
ただし配管等の材料・工事費が発生してしまうことを考慮してください

 ・ 宅内におけるカテゴリ6のメリットは?

大企業におけるシステムであれば、
  • 1000BASE-TXを利用できることによってデータ転送の信頼性が格段に高くなる。
  • その信頼性を現状のデータエラー発生率と予想される改善結果として説明
  • その結果による作業効率の上昇
といったことを費用対効果としてご提案されているのでしょうが、これを宅内での利用に置き換えて説明することはとても難しいところです(アナログ回線からB-FLET'Sに変更等という事は説明しやすいのですが、同じ1000Mの規格でなぜカテゴリ6なのというところが難しい)。 ただ、考慮しても良いポイントとして以下に列挙します。
  • アメリカでは宅内でもカテゴリ6を利用するケースが増えている(らしい)。 その理由としてカテゴリ6のノイズ耐性がEMCという電磁波に関する規格に合致するから(らしい)。
  • 将来もしかすると100Mではなく、1GB、特にカテゴリ6に対応したB-FLET'Sのようなサービスが出てくる(かもしれない)。
  • 宅内で大容量のファイルをコピーする速度が早くなる・ネットワーク経由での安定したビデオを鑑賞が望める(← このあたりがいちばん現実的かもしれません)。

あまり良い説明とはいえませんが、何にしろ予想されていて後々替えることが面倒なものがあって、 且つコストが許せば一部だけでも最新のものを施工しておく方ことをおすすめします。
重ね重ね、カテゴリ5eの在庫はたくさんはあります・・・

  

最終更新日: 2005. 2. 4
(100BASE-Tは固有の規格名ではなく、総称であることから、上記ケーブル表内から100BASE-Tを外しました。)
2004. 3. 11

  

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