3DマイホームデザイナーのバージョンがPRO7に上がりました。 機能としては、3D DXF出力(前はオプションだった)、図面への寸法値表記や近頃流行の太陽光補助機能とかが追加されているようです。
今のPRO6に3D DXF出力のオプションを購入するとしたら、PRO7へのバージョンアップ優待の方が得だなあとか、色々考えています。
しかし、先立つものが・・・(-_-;)
ただ、3Dマイホームデザイナー(PRO6です)だと、敷地と建物ありきで、建物の屋上に設備を載せるなら良いのですが、鉄塔やコンクリート柱みたいな場合だと、少し描きづらい。 3Dマイホームデザイナー(PRO6です。念のため)には Google Earthに出力というメニューがありますが、これは「間取り作成」から立体化した図形のみに対応するようで、3Dモデリングで直に作ったものには対応しないのか(?)←自信なし。
そこで、休みの日にGoogle SketchUp を試してみました。
メニューがシンプルで分かりやすいです。 ちょっと戸惑ったのがコピーです。 よく、「Ctrlを押しながらドラッグするとコピー」とかいう機能がありますが、Google SketchUpの場合は、トグルになっているようで、一度Ctrlキーを押せば、「+」記号がカーソル付近に現れて、コピーモードなのだということがわかります。
ひとつの設備(部品)を描くたび、それをコンポーネントとしておけば、後からインポートできます。 普通に「.skp」で保存したファイルなら、何でも読めそうです。 部品専用のファイルタイプが無いところが分かりやすいです。
<アンテナ部品(と言っても、普通の.skpファイル)>
作成したデータは、2Dイメージとしてもエクスポート(出力)できるようです。 とりあえず、JPEG、BMP、TIF、PNG のタイプが選べました。
驚いたことは、3Dモデルの作成っぽいメニューは(自分が思うに)、「プッシュ/プル」「フォローミー」しかありません。 ちなみにフォローミーとは、掃引体のようです。
また、3Dモデル作成ソフトでよくありそうな4画面表示がありません(ほんとはあるのかな)。 しかし、マウスカーソル上に示している位置などのガイドが出ることもあって、そうした表示の必要性を感じませんでした。
数値による寸法や移動位置の指定もでき、シンプル・直感的で使いやすいソフトだなあと思いました。
(更新:2010年10月4日)
3D関連の資料集として、Google 3D warehouse というページがありました。 そこには、3Dモデルのデータやサンプルが多数紹介されていて、Google SketchUp のコンポーネントも紹介されています。
以下はその中のパーツを使用して作ったものです。
<コンクリート柱の前で出会う男女二人>
男女とはこの二人です。
コンポーネントには2D、3Dモデルがあって、3Dで細かさの具合によって画面の描画速度が遅くなるようです。
(更新:2010年10月4日)
Google SketchUp で作成したモデルは Google Earth に載せたりできます。
<SketchUp に Google Earth の画像を読み込んでモデルを配置>
<SketchUp から Google Earth にモデルを配置(クリックすると大きな画像が開きます)>
(※こんなところにコン柱が建っているはず無し・・・)
(更新:2010年10月4日)
使ってみると動作も軽く(3Dマイホームデザイナーが重すぎか・・・)、気軽に使えるところがうれしいです。 動作が重いと、ソフトを立ち上げるときに「うりゃ!」と力が入ってしまうので。 また、Google SketchUp Pro 版では3D DXFのエクスポートもできるようです。
ただし、Google Earthや Map との連携は便利と思いますが、公開・非公開には十分気をつけないといけないです (まあ、これは Google SketchUp が悪いわけではないですが)。
日本の住宅に特化するという点では3Dマイホームデザイナーが良さそうで、結局は目的次第かあとも思いました。 Google SketchUp Pro 版にしても$400くらいするので、最後はやっぱり先立つものか・・・(-_-;)
※本ページのイラスト・イメージは、プリントアウトファクトリー様 (http://www.printout.jp/) のクリップアートを使用しています。
Copyright(c) 有限会社 岡田電工 Okada Denko Ltd. All Rights Reserved.
HP開設 2003年
2010年10月
2011年9月
更新 2014年9月