Logicool G700 マウスは右クリック・左クリックの他にもスイッチが色々ついていて、大変便利です。 特に CAD 作業のときとか。 マウス側で ESC や DELETE キーとかを登録しておけば、いちいちキーボードに手を伸ばさなくてもすみます。 独特な形は、慣れてしまうと他のマウスでは物足りないというか変な感触がします。
しかし、マウスも消耗品で、最近は 1 回しか左クリックしてないのに、ダブルクリックされたりと、左ボタンが盛んにチャタリングを起こすようになりました。 例えばエクスプローラーでファイルを選んだだけで開かれたりします。 電池を外してボタンをカチカチやってしばらく放置し、よくなったと思ったらまたおかしくなる。 3年はとっくに過ぎて保証も切れてます。 後継の G700S を考えますが、形は同じでも模様にちょっと引きます。
WEB で調べると同様な症状になった方が多数いらっしゃいます。 Bing で 「Logicool G700 チャタリング」で探すとたくさん結果が出てきました。 拝見するとスイッチを交換されている方も多数見受けられます。 そこで WEB の情報を頼りにスイッチを交換に挑戦しました。
用意したスイッチは、クリックした感じとか色々ご意見があるようです。 考えた結果、OMRON D2F-01F にしました。 日本製らしいです。 悪いのは左ボタンなんですが、クリックした感じを揃えるために右ボタンも替えるので 2個 使います。 5 個セットだったので、3個は予備か・・・。
マウス底面のシール4枚をはがして、ネジ5本を外しました。 シールはていねいにはがして再利用します。 シールがあまり伸びないように力を加減しながらゆっくりはがします。 でも再組立て後は、元のようにきれいに貼り直しできませんでした。 引っかからなければ良しとします。
茶色いコネクタを外して、上側のカバーを外します。 無理に茶色のコネクタを外そうとすると、下の白い台も取れそうになります。
プラスチックのピン(場所は G11 ボタンの下くらい)を外してマウスホイールを取りました。 最初はどうやって外すんだろうと思いました。
ネジ4本とハンダ14か所を取って、上の基板を外しました。 ハンダは吸い取り線で取りましたが、絶対に吸い取り器が良いです。スイッチを外すのにも使えます。 しかし普通ならハンダではなく、14ピンのコネクタにするもんだと思いますが・・・。
スイッチのハンダを除去して、新しいスイッチをハンダ付けします。 スイッチの方向に注意しなければなりません。 付いていたスイッチは、D2FC-F-7N(10M)と印字されていました。 CHINA とあるので中国製ということでしょうか。
上の基板を載せて元に戻します。 せっかく除去したハンダをまた付けます。
ハンダが上手く付いてないかなあと思いましたが、良好なようです。 ああ助かった。 今回の OMRON D2F-01F スイッチの方がクリックが若干固いようです。 前よりもクリックした時の「カチカチ」音がはっきり聴こえます。 これは好みがわかれるところかもしれません。 前と同じがよければ前と同じスイッチにした方が良いかも。 しかし14ピンのハンダ除去とハンダ付けが面倒です。 ハンダ吸取り器が必須。
調子が悪かったり、うまく動いてくれない時は、ついついマウスを叩いたりしてしまうんですが、中身を見てしまうと、よく壊れなかったなあと思いました。 これからはもっと大切に扱おう。
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